マラキン隊に集合命令が下知された。

さて、この一見、風俗店突撃レポート隊のようなネーミングのチームであるが、実はこれ、年に

2回だけ相模湾に集結する、幻のカツオ漁獲スペシャルチームの別名なのだ。

マラキン隊への入隊資格は三つ。

①明朗快活な性格

②どんな時化にも参らない鋼の三半規管の持ち主

③そしてもっとも大切な、漁獲本位主義であること

以上である。

漁労にプロセス云々は不要、大事なのは結果だ!

 

今回はこのマラキン隊の2012年、出撃計画会議&新年会が開催されたのだった。

場所は最近流行の、店の中に船があって、釣りが出来ちゃう居酒屋である!

(画像のピンボケ、ご容赦)

 

かつをブリーフィング.JPG

見よ! まじめに今年の出撃に関するスケジューリングをしているところなのだが、マジメな会議は

一向に似合わない面々。打ち合わせもソコソコにさっそく実践が開始されてしまうのだった。

けっこう、けっこう! 我々は根っからの実践主義者なのである。

能書きばかりのデスクトップフィッシャーマンは去れ!

 

愛雑苦氏ざうお.JPG

となりのオネーチャン、釣りするときは救命胴衣と偏向グラスを着用するのがマナーなんだよ。

これだから素人は困るんだよねぇ。 釣りをナメんな!

愛雑苦氏はブーメラン海パンで入店を試みたが、さすがに断られたようだ。

 

いなみ&やま.JPG

ボガグリップでサザエ、って・・・・

ま、とりあえず、管理人さん&ヤマちゃん、お誕生日おめでとう。

いくつになっても、こういうノリを忘れないでください(笑)

 

猫先生.JPG

わお!鹿島沖でもめったに釣れそうもない、座布団級(アカちゃん本舗の)をゲット。

これは速攻で活き作りと、骨煎餅になっちゃった。 猫さんはこの日の竿頭でした!

 

マラキン隊.JPG

さて、会議でなんか決まった?っけ?

ま、いいか。

今年もマラキン隊、満を持して出撃いたします。

 

それでは皆さま、初秋の相模湾上で相見えましょう!

 

 

 

 

東山湖納竿式

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 

日本にとっては諸々良くなかった2011年が終わろうとしています。

来年は明るく実り多い年にしたいものですね。

 

さて世捨て人的竿仕舞いは、10年以上ぶりの東山湖。

酔いどれ夫妻のオファーにより、これまた超久々のカンツリであります。

 

東山湖 003.jpg

東山湖って富士山のビューポイントだったんだね。

連日の寒波がちょっと緩んでの無風快晴。 キャスティングしてると、汗ばんでくる好条件での釣り。

普段の行いがいいからねー

 

東山湖 007.jpg

早朝から陣取っていたFFF公認CI (であってるよね?) こと池ピー氏。 

この日のみならず、ホテル・ジムニー(禁煙シングル・風呂なし)に泊り込んで翌日も寒中稽古とか。

防寒着とか使い込んだバッカンとか床几とか、道具立てが玄人。 東山湖職人とみた(笑)

 

東山湖 006.jpg

けっこうな軽装だった、酔いどれ夫妻。 後半、箱根下ろしが強くなったけど、寒くなかった??

激シブのコンディションでしたが、それぞれ楽しんでいらっしゃいました。

 

東山湖 005.jpg

浮桟橋に正座しトラウトと対峙する漁労長。 正ちゃん帽を被っている人はメンクラの「街のアイビー

リーガース」にはよく登場していたが、ここで実際に見られるとは!

さて漁労長。いちはやくこの日のパターンを掴み、入れ喰いモードに突入していた。

さすがの嗅覚でございますね。

 

2011年を締めくくる、珍しくフル・フライフィッシングな一日。

来年はどんな釣りができるのだろう? ま、どんな釣りでも面白いから全方位ウェルカムなんだけど。

2012年皮切りは、ガッツン強烈、マルミフィッシングエリアかな(笑)

 

2011、皆様の釣りは如何でしたでしょうか?

 

でわ、良いお年を!

目指せMBA

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 

MBAを目指している。

と云っても、経営管理学修士、のことではない。そんなものは釣りの現場ではクソの役にも立たない

のである。

小職が目指しているMBAは Master of  BURAKURI  Administration の略。

つまりブラクリ運営学修士、のことである。 どうです?釣りの現場で役立ちそうな資格でしょ?

 

Dマリーナ.jpg

今年最初で最後の釣行となる愛雑苦氏からのミッション・オーダーにて、お馴染み熱血キャプテンの

もとに集合。この日はターゲットをアイナメに絞りブラクリで狙っていく釣りをオーダー。キャプテンも

去年あたりから冬のターゲットとしてアイナメを推奨しており、その引き出しは数多い。

折からの寒波到来で全身凍えそうななか無理やり笑顔を作って、さあMBA研修に出撃だ!

 

アイナメ穴うち.jpg

北風びゅんびゅん吹き付ける岸壁をていねいに探っていく。 このブラクリという釣り方は実は風に

弱い。縦方向に吹いていればなんとかごまかせるが、横からの強風はラインが孕んでしまい、

バイトが非常にとりにくくなる。 というのもこの釣りの醍醐味はバイトがあってから喰い込ませる

までの駆け引きがキーポイントになるから。 ルアー・フライの如き向こうアワセの釣りばかりやって

いる御仁には総合釣技力?をアップさせるとっても良いトレーニングになるハズ。

バイトがあったらラインを送り込み、さらに喰込ませて反転させるのが理想形。時間にすれば10秒

未満なんだけど、その駆け引き上手がMBAたるか否かの基準になるのだ。

過剰反応の即アワセははほぼ失敗する。

経営学もブラクリ学もどっちもMBA。意外と相似点が多いかも知れない。

 

生簀ショット.jpg

キャプテン秘蔵の風裏マル秘ポイントにて35センチ絡みを多数ゲット。珍しく豪華な生簀ショットと

なった。風の表裏をうまく使い分けてリズム感を出してくれるあたり、さすがのナイスアシストでした。

 

さてアイナメ。鮎並という当て字があるほどその食味は奥深い。

その上品淡白な白身はどんな料理にもあう逸品。むしろ淡白すぎるきらいがあるので、しっかり味

付けでできるレシピが良いかも? 煮物、揚げ物、昆布〆なんかもバッチリ。老酒をつかって中華

酒蒸しなんかも絶品。 とにかく魚屋にはなかなか並ばない高級魚だけに、しっかり味わってあげ

たいものです。

 

ターゲットが激減する冬シーズン。 MBA目指してアイナメ釣りなんて如何ですか?

 

AZING NOW 2011

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 

ヨコハマ・カンパチフィーバーから中三日での出撃。

今回はアジ釣りである。平成風に云うとAZING?・・・・・まあ、いいや、んなこと。

主旨は単純明快!釣って楽しく、食べて美味しいサカナ釣りをしよう!ってこと。なんせアジって

サカナは味がいいから、そーゆー名前になったという謂れ。捌くのも簡単で、どんな料理にもあう

まさに庶民の味方、なのでありますね。

 

漁労長とアジ.JPG

この日のメインエリアは下げ潮ぶっ飛ぶ、観音崎沖水深50メートルライン。

漁労長はこの深さを手釣りでやろう!ってんだから酔狂にもほどがある。ところがどっこい、これが

ガンガン当たっちゃって、一時入れ喰い。  阿修羅のごとき形相で、仕掛けを手繰る手捌きは、

ミスター手釣り男の面目躍如。 ひと手繰り1メートルとして50手繰りだかんね。 ひょー!

 

仕掛けはアンドンビシ+テンビンで吹流しひとひろの2本バリ。

エサは2パターンで小生アミコマセ&オキアミ、漁労長イワシミンチ&アオイソ。

時合にいかに手返し良くやるかが、すべてのキーポイントでした。

 

アンドンビシ.JPG

こいつは愛用の30号アンドンビシ。

いにしえの昔から練り上げられたこの形状。流体力学を専攻した身としては実に興味深いのだ。

まずこの涙滴形状。沈んでる最中は下から上への水流をビシ沿いに奔らせるのに理想的で沈下

速度の向上に貢献。 例えばまん丸っていうのは実は非常に抵抗の大きい形状なのだ。

また沈下中はカゴの部分に水流があたらず、逆に反転圧が生じ、コマセが飛び出ていかない。

そして着底ししゃくった時点ではカゴの底面の平の部分に、こんどは上方からの水流があたり、

コマセが拡散するワケだ。

これってスゴイ!

漁労関係者の知恵の結晶である。

 

ついでに

コマセ匙.JPG

愛用のコマセ匙。

自分のカレーライス用スプーンはニトリで購入した一本 ¥180 のものだが、 こいつは得意先

でもある丸の内のセレクトショップで社販扱いで購入した輸入品。 価格はニトリの10倍以上。

浅めの匙部とステンの長いグリップに一目惚れ。吸い付くようなしゃくり感。ブラインドで扱えないと、

いざって時合に対応するコマセ匙としては失格。

 

ロッドとかリールより、こういうサポートギヤの方が、実は釣果を左右したりして・・・・・・・

 

KANPACHI NOW !!

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 

海水温高めの推移ながら、ようやく海の中にも秋が訪れたようです。

昨今、カンカン澄みでなかなか手強いヨコハマ界隈に織り込み済みで出撃。シーバスは本当に

アタリハズレが多いようで、まあ厳しかったです。

でも少々場所を移せば季節の使者がガバガバっとボイルしていて、そこは海でのこと。

ターゲットにこだわらないで楽しめば宜しいワケです。

 

パチ助.JPG

で、どうですか?アタマの八の字も鮮やかなこのパチ助。

潮っ子ながらフライタックルで楽しむのには必要十二分。フッキングした途端、ヨコに突っ走った?

かと思うと急速ダイブで突っ込んでいったりと、まあ思う存分引きずり回してくれちゃいます。

熱血キャプテンによれば、こいつがヨコハマまで来るのは珍しいとのこと。ソーダ、イナダ、パチの

複合ボイルですから、ナニが釣れっかわからないのも楽しみ。でもベイトが非常に小さいので

フライを見せて喰わすのはけっこう難儀しました。

ナブラの進行方向を見極めて先回り。キャーキャー騒ぎながらのキャスティングが実に楽しい

ひと時でした。

ハッちゃんをフライで仕留めたい方は、GO FOR IT、NOW ざんす。

今日居ても、明日は居なくなっちゃう、からね。

白根全景.JPG

こりゃダメっすな!

コーヒー牛乳的な湯川を見て2秒で決断。 

んじゃ、山登りしますか?

3秒で方向転換。

ダメなもんはダメだからね。釣りに来たからって、別に釣りにはこだわらんのよ、ワタクシ。

 

日光奥座敷の百名山と云えば、この日光白根山だ!

実は標高2000メートルまでスキー場のゴンドラを利用できるので、登りは標高差600メートル。

往復5時間ってところだ。セカンドプランとしてはまあまあでしょう??

 

台風通過後、急に秋が訪れちゃって気温低下。この日も登山靴は持ってきたものの、装備が実に

いい加減。カッパは持っていたがその他の衣類は、速乾性Tシャツ、釣用の速乾性シャツ、Pataの

オーガニックコットン・シャツ。

以上。

保温着がない・・・・・・

Pataのシャツは機能的にはまったくダメなのだが、着ないよりマシ、ってことで全部着用。

下半身はCWXとクライミングパンツ。

以上。

こりゃ、寒いかも知れん・・・・・・・・・

 

本日の山ガール.JPG

今日も登山道は山ガール花盛り。 若手登山女子会みたいなグループも散見された。

ほんとに登山がオンナの子の趣味に昇格してしまったのだなー、と痛感。

ちなみにココ、標高2400メートル付近。 気温3℃。

「やっぱ、寒いよー!」

シャツ3枚とカッパだけだもん・・・・

 

白根看板.JPG  

で、スタートから150分後、山頂を踏んだ。 日本百名山、一座踏破。

風が強くて気温・・・・・  1℃ ・・・・・・ゲッ!マジ?

「ハイハイ、撤収ー」

 

白根山頂.JPG

でも山頂から男体山・中禅寺湖方面の景観は、そりゃ絶景であった。

この一瞬のためにテクテク登ってくるのであるから、興味の無いヒトには全く理解できない所業で

ありましょう。 でも釣りだって同じだよね、きっと。 一瞬の思い出造りのために延々と徒労と浪費

を繰り返したりしちゃうんだから。

 

ま、これぞ趣味、ってことですよね。

 

再び聖地へ

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 

台風の影響は思いのほか大きく、渓流シーズン大詰めのこの週末、激流と化した川面を見て

呆然とされたFFマンも多かったのではないだろうか?

9月の声を聞くと、例年であればとっくのとうに海釣りにスイッチしているのであるが、今年は

なんとなく悪あがきで2011シーズンを締めくくるべく日光湯川を訪ねてみた。

最後に湯川に来たのは・・・・・・記憶になし。C&Rになってからは来ていないので、およそ10年

ぶり、ってところであろうか??

以前は世捨て人・湯川合宿が夏の定例で、みんなで前後左右に散ってBROOKYを狙い、宿の

夕餉で今日の釣果を過大報告しあったものだ。

 

なんせここはグラバー所縁のフライフィッシングの聖地なのである。

 

湯川デヴュー.JPG

メンバーは前職の先輩と、現地待ち合わせの酔いどれ夫妻。黄金に輝く戦場ヶ原と木道は健在。

秋晴れの空と乾いた風。プラトニック・フィッシャーの小生の場合、これで80%は満足してしまうので

あります。酔いどれ夫妻は今日が湯川デヴュー。こんな湯川日和、めったに無いよぅー

 

湯川風景1.JPG

嗚呼、この雰囲気・・・・・・

実は台風の大雨で前日はまったく釣りにならない状況だったのだが、一日経って水量はともかく

濁りはずいぶんとれた。底もうっすら見えるのでこれなら十分イケるであろう。

狙いは流芯を外した緩流帯、特に対岸のブッシュの下がセオリーである。木立に囲まれてはいる

のだが、意外とキャスティングスペースは広いので問題なし。ライズを見つければ一発なのだが

この状況だとタタいていくしかあるまい!

 

湯川風景2.JPG

ふと見上げれば、この木漏れ日。 水質はあまりよくない川なんだけど、この雰囲気に惚れて通い

つめているファンも多いハズ。実際、FFマン多かったねー。特徴は年齢層が高いこと。紳士然とした

方がビシッと決めて釣りをしているのもなかなか素敵。

 

エリコ様.JPG

初戦にて激投の酔いどれ2号こと、エリコさん。倒木と倒木の間の厳しいところをトレースしている

様は初戦とは思えない所作だ。

しかし出ないなぁ・・・・・・・・・・・一体どこに隠れてるんだ?

こういう時はとにかく人がやらないようなところを徹底的に拾っていくしかない!

で!

 

brooky on fly.JPG

やっとキタ-----------っ!

倒木&倒木&ブッシュのジグソーパズル、みたいなところにダウンクロスで流し込み、バイトさせた

BROOKY。 痩せてたけど10年ぶりのご対面だい。ああ麗しのピンクドット。少々わなわなしたので

手ブレご容赦(笑)

 

そして湯川の王道メソッドとしてもうひとつハズせないのが、泡ブクメソッド。

 

泡ブクメソッド.JPG

湯川独特の水質が生むえもいわれぬアワブク。清流釣りの爽やかさとはかけ離れているのだが、

この川ではハズせない鉄板メソッドであるのだ。このアワが作るシェードの下にサカナが隠れて

いるって寸法。アワの切れ目にでっかい尾びれが見え隠れして、ドキドキしちゃうこともままある。

やり方はこのアワのど真ん中にドライフライを投擲するのだ。もちろんフライはアワに呑まれて見え

なくなるのだが、ティペットでおおよその見当をつけておく。

するとその部分のアワが、 「モコッ!」 と盛り上がるので、間髪いれず

オッシャー!!

とアワせれば良い。ドライにすれたら、ニンフも効果的。マーカーはアワの中でも見やすいしね。

 

モコッ!

とキタのでオッシャー!とアワせたら、ビュイ-----------ッンて奔ったのがコイツ。

 

湯川の尺山女魚.JPG

ネットからハミ出してるのが少々下品かな??

まさか今シーズン最大ヤマメで湯川を締めくくるとは思わなんだ。 しかもアワブクの下から・・・・・

 

湯川はまだまだバブルであった。

なんつー陳腐なオチで恐縮です。

 

10年ぶりの湯川。最終戦として十二分に楽しみました。

来年は湯川合宿を復活させ、みんなで Brooky Brothers(ヒツジのワッペン付)

になりましょうかね?

 

岩雲雀.JPG  

森林限界より上の標高に棲む、イワヒバリという小鳥です。

常に夫婦(めおと)で行動。登山者を見つけると、ず-------------------っと、尾いてきます。

また登っていく岩稜のうえに先回りして、こっちが登っていくのを待ってます。

人間を怖がりません。足元に来てこちらを見上げます。

 

こっちが、なんかあげるまで・・・・・・・・・・

 

粘り強い夫婦営業マンです。 

見習わないと・・・・・・

 

 

さていよいよ頂上アタックの日である。

 

3:00起床。 そーっと起きだして身支度を整える。頂上アタックは往復2時間の行程なのでザック

は持たず小さいウエストバックなどに最低限のモノを詰め込んで出撃する。

 

夜中の作戦会議.JPG

真っ暗な小屋の玄関前で装備のチェック。

まずは小屋のすぐ横からほぼ直角に近い岩稜を、ハシゴと鎖を伝わりながら10分ほど登るのだが

寝起きにいきなりの緊張感を強いられる。しかも頼りはLEDヘッドランプのみ・・・・・

真っ暗なので写真なし。

 

鎖場.JPG

奥穂高ハシゴ.JPG

これは明るくなってから撮った絵。 こんなところをヘッドランプだけで登攀したワケです。

すごかったのは星の数。高山に来るといつもびっくりするのだが、とにかく東京の夜空の1000倍

くらい星があるんじゃないだろうか?そして一閃する流れ星。定速で移動する衛星探しも楽しい。

そんなことをしながら頂上を目指していると、東の空の色が変わり始めた。

 

山頂ご来光.JPG

朝焼けと、真っ黒な稜線と雲海。まさに息を呑む美しさだ。

 

奥穂高山頂にて.JPG

そして4:30

標高3190mの奥穂高岳山頂を踏んだ。

小さくガッツポーズ。

 

朝焼けの槍.JPG

一旦明るくなると、どんどん夜が明けてくる。穂高の主稜線ごしに天空を突き刺す槍ヶ岳。

山頂はけっこうな強風だったのが、しばし時を忘れて見入ってしまう。

 

朝日があたる笠ヶ岳.JPG

岐阜県側。 この谷のはるか下は我がホームグラウンド、奥飛騨の川だ。

全方位、刻々と変わっていく風景を眺めていると、あっという間に時間が過ぎ去っていく。

キリがないので、この絶景をしっかり脳裏に焼き付けて、そろそろ下山しよう。

さあ、朝飯の時間までに小屋に戻らなければ!

 

御花畑.JPG

というわけで無事登頂を果たし、小屋にて日本茶で祝杯。メシをかっ込んで速攻下山をスタート。

稜線から上高地のバスターミナルまでは、8時間ぶっ通しの行軍だ!登るのも大変だけど、帰る

のも大変なのよ、実は。

 

山スカ女子4.JPG

最終日も山ガールはいたるところで散見できた(もちろん山スカ装着) みんな大したもんだねー。

 

♪ 娘さん、よくきーけよ、山男にゃほーれーるなよー

という歌があるが、昨今は

♪ ダメ男、よくきーけよ、山ガールにゃほーれーるなよー

ってな感じだろうか?

 

心身ともにヘタレは圧倒的に男の方が多い。

しっかりしろよ!(オレ)

 

山スカ女子3.JPG

雪渓をガシガシ登ってくる山スカ軍団。 すれ違ったら女子パトロール隊だった。山スカの浸透率は

ハンパじゃないよ。

 

涸沢まで下山.JPG

涸沢まで降りてきて、メンバーで記念撮影。 ここまでくれば危険な箇所はほぼなくなり、あとは

上高地までダラダラと5時間ばかりの行程である。 いやはや無事降りてこられて良かった。

それに登山靴もなんとかもちそうである。裏切らないイイ奴だ。

 

涸沢全景.JPG

年に一度のアルプス登山。麓に降りてくるといつも脚が棒のようになってしまい、翌日からかなりの

筋肉痛に悩まされることが定番。 それでもこの景色と空気感に逢いたくて、また向かってしまう

のである。

会社の若手に 「山登りってナニが面白いんですか?」 と聞かれることがあるが、この絵を見せて

「コレだよ!」

 

って云ったことはない(笑) 興味のない人には単なる苦行だからね。

でもオジさんは、また行っちゃうのである。

 

無事下山.JPG

アルプスの山スカ、山ガールよ。それまで生息していておくれ。

また来年!

  

 

ガレ場のザイテングラード.JPG

さて話はザイテングラードに取り付いたところから続くのだが、ご覧の通りの悪場である。

このガレを落とさないように慎重に登っていくので、時間の割にはなかなか高度が稼げない。

 

ザイテンへばりつき.JPG

そして足場もどんどん悪くなり傾斜もどんどん厳しくなってくる。 こんな時怖いのはいきなり雷雲に

囲まれて落雷に逢うこと。エスケープスペースがないからね。 ちなみにこの高度だと雷雲が同じ

高さにあるので、稲光は真横へ飛んできたり、山肌を駆け上ってくる。 ビビるぜー、マジで。

それに比べれば下界のカミナリ様なんて、なんてことないのだ。

 

ザイテングラード最後.JPG

とまあヒィヒィ云いながらなんとか稜線直下に無事到達。振り返れば3時間前にいた涸沢のテント

村がはるか下に遠望できる。ゾクゾクするスゲー高度感だ!

 

時計標高.JPG

12:08 穂高稜線2955mに到着。 

この段階で重要な問題が発生。我が愛しの登山靴ちゃんが悲鳴をあげ始めていた。

ソールとアッパーの境に亀裂が入っており、下手するとソールが剥がれてしまいかねない。現場で

このトラブルはかなりマズい。登山三種の神器のうち、靴は優先順位1位である。明日一杯もって

くれることを祈るしかなくなった。

 

穂高岳山荘.JPG

この日の宿はご覧の穂高岳山荘。奥穂高岳と涸沢岳の間にある鞍部のせまい稜線上に、へばり

つくようにして建っている。補給はもちろんヘリコプターで一日何便も飛んでくる。

ここでもびっくりしたのは、山小屋のバイトの女子が粒ぞろいであるということだ。前日の横尾山荘も

そうであったが、実に笑顔の爽やかな女子ばかり。酸素不足でこっちの判断力が低下しているの

かも知れないが、山小屋の冴えないオネーちゃん、というイメージではなかった。 

ちなみにこの穂高岳山荘の女将さんは若干26歳である。

 

霧のテラス.JPG

さて稜線まで登ってきたものの、いきなりの濃霧に巻かれてしまった。 ほんとうはこの日に頂上

アタックの予定であったが、天候急変の予想がでたので断念。アタックは明日早暁となった。

ちなみにこのテラス。ひょいっと1メーター前に飛び出せば、標高差500メートルくらいを自由落下

できちゃうのである。霧で見えないから怖くないけど・・・・(笑)

 

幻想夕焼け.JPG

その霧が一瞬晴れた日没直前の大イリュージョン。 この色合い、カメラで細工は一切しておりま

せん。 この色合い、下界じゃ絶対拝めない。

うん、この日はこれで満足!

明日の頂上アタックは夜中の出撃だから、早メシ喰って、早寝だね。

 

続く・・・・・