齢(よわい)四十にして、惑う事なし。
んが、相変わらずフライフィッシングには身が入らず、アッチコッチの釣りに浮気をしまくる、
不惑の歳を超えたこの輩達。まあ、ナニをどんな風に釣ってもオモシロいので、これは釣り
そのものの功罪と云えよう。
人生を折り返し後半戦に突入したからには、オンリー主義で愉しみの選択肢をスポイルする
つもりなんざ、サラサラない方達である。
恒例行事。行きの電車の中で仕掛け造りを始める樽酒氏。
氏曰く、京急横浜駅を通過した辺りからハリを結び始めるのがベストタイミングとのこと。
もちろん過去には、股間の部分に流線バリをぶちまけたりしたこともあるようだ。
そして、海水浴客が到着するはるか前にココに降り立つ。
あれ?キャプテン?
アンタ、縄張りが違うでしょ?
ここは湾奥じゃなくて、湾口金田湾よ?
いやいや、たまにはシロギスの小気味イイ引きを味わいたくてねぇ、とキャプテン。
底ダチと微妙な魚信に全神経を集中している図。
定置網の入り口で青いヤツの回遊を待つ。
この日の船頭さんは金田湾の練舟のなかでは最若手の達丸さん。
もっとも船頭衆の平均年齢は70アップなので、我々よりはかなり先輩である。
もともと医薬品商社のサラリーマンだったのが、脱サラして船頭になった経歴の持ち主。
十年以上患った十二指腸潰瘍が船頭になってすぐ治ってしまったそうな!
やはり海の力は偉大であるなー
ウッシャー!!
今日も始まりましたよ、樽酒劇場。
マゴチ狙いの竿が真っ直ぐ海面に突き刺さる!
船の下を傍若無人に暴れまわり、全員の仕掛けをマツっての壮絶ファイト。
スワッ!ワラサか!?
いや、ワラサバでした・・・・・魚へんにブルーのアレね。
さすが稀代のエンターテイナー。
鯖一匹でずいぶん盛り上げてくれるのだ。
沖あがり後は三浦海岸駅前のヤキトリ屋さんでカラカラに乾いた喉を潤す。
この日の釣果は、シロギス、メゴチ、イイダコ、マダコ、トラギス、ヒメジ、サバ、タチウオ・・・
状況に応じ手持ちのタックルだけで、どんどんヤリ口を代えていっちゃう五目釣りってけっこう
応用力を問われるモンです。
正しく現場主義。
真正フライマンの方達も、マニュアル偏重はあまり宜しくありませんわよ。
年に一度の金田湾詣で。
また来年。
再見。

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