「あちゃー・・・」
林道のコーナーを曲がったとたんお目当ての入渓点に先行者とおぼしきクルマが
停まっていて、ガックリ・・・ということはママあることである。
しかしここであきらめてはいけない。
先行者がエサ師であれば十二分に後追いで勝負できるし、もしかしたら釣り下って
いるかも知れない。あるいは単なる山菜、キノコマニアの可能性もある。
キーポイントはそのクルマの内外を良-----く観察することだ。
まずはクルマの種類。
地元ナンバーの軽トラか国産セダンは圧倒的にエサ師の可能性が高い。
特に軽トラ系は、ちょこっと竿を出しに来ているだけ、ということも。
助手席の足元にクーラーが転がっていたり、「SHIM★NO」とかの透明な竿パッケージが
転がっていればほぼ間違いない。
また社内に転がっている音楽ソフト系でも推察可能。演歌&ムード歌謡系である確率が
非常に高く、それがカセットテープであればほぼ決定的となる。
これがフライマンの場合。
クルマは国産RVか輸入車系。社内に転がっている音楽ソフトは、洋モノ系主体でJAZZ、
CLASSICSの傾向も高い。あるいはi-podがラインインされている可能性もあり。
全体的に「ええカッコしい」の雰囲気がプンプンしていれば、ほぼフライマンとみて良いだろう。
この場合は相手の技量を推定し、後追いするか、あきらめるかを判断する。
車内が散らかっており、着替えなども散乱していれば手練れ。
きれいに整理整頓されており、フライ雑誌のひとつでも転がっていれば、ヘボ。
というジャッジはいかがだろう?
ただ車内に、AKB48のソフトが転がっていた場合は判定が難しい。
フライマンとも地元若手エサ師とも可能性があるからだ。
さてこの日、間違いなくフライなど見たこともないイワナのエルドラードへ潜入。
もちろんガイドブックには出ていないし、放流実績もないところ。
地元エサ師の後追いだったのだが、そんなことまったく意に介さずバイトが続く。
(地元エサ師曰く、数日前、尺4寸!を釣ったそうだ。)
このサイズはいくらでも居る感じなので、先行できればトンでもないことになるかも・・・・
ウィルダネス度は非常に高く、河畔の木にはこんな爪痕が・・・・
ヒステリー持ちの更年期オバサンは来られないところなので、多分あいつ・・・・・・そう、
日本にも立派な猛獣がいるんである。
ここ数年、盛夏を迎えるとこのようなプチアドベンチャーな探釣をしている。
1/25000地形図を片手に等高線の密度から入退渓点を見出す作業。まったく徒労終わることも
あるんだけれど、それもひっくるめての楽しみなんでありますね。
ま、渓流釣りは安全第一。
ムリは禁物、ってヤツですね。
おまけ
帰り道によった本流筋。
入渓点でないところを、ムリヤリ入渓点にしちゃう根性もたまには必要か?
体の厚さ分のスキマがあれば、ワシらはズンズン前進しちゃう大馬鹿モンなのである。
だってその先がエルドラードかも知れないじゃん?

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