2009年7月アーカイブ

 

「あちゃー・・・」

林道のコーナーを曲がったとたんお目当ての入渓点に先行者とおぼしきクルマが

停まっていて、ガックリ・・・ということはママあることである。

しかしここであきらめてはいけない。

先行者がエサ師であれば十二分に後追いで勝負できるし、もしかしたら釣り下って

いるかも知れない。あるいは単なる山菜、キノコマニアの可能性もある。

キーポイントはそのクルマの内外を良-----く観察することだ。

 

まずはクルマの種類。

地元ナンバーの軽トラか国産セダンは圧倒的にエサ師の可能性が高い。

特に軽トラ系は、ちょこっと竿を出しに来ているだけ、ということも。

助手席の足元にクーラーが転がっていたり、「SHIM★NO」とかの透明な竿パッケージが

転がっていればほぼ間違いない。

また社内に転がっている音楽ソフト系でも推察可能。演歌&ムード歌謡系である確率が

非常に高く、それがカセットテープであればほぼ決定的となる。

 

これがフライマンの場合。

クルマは国産RVか輸入車系。社内に転がっている音楽ソフトは、洋モノ系主体でJAZZ、

CLASSICSの傾向も高い。あるいはi-podがラインインされている可能性もあり。

全体的に「ええカッコしい」の雰囲気がプンプンしていれば、ほぼフライマンとみて良いだろう。

この場合は相手の技量を推定し、後追いするか、あきらめるかを判断する。

車内が散らかっており、着替えなども散乱していれば手練れ。

きれいに整理整頓されており、フライ雑誌のひとつでも転がっていれば、ヘボ。

 

というジャッジはいかがだろう?

 

ただ車内に、AKB48のソフトが転がっていた場合は判定が難しい。

フライマンとも地元若手エサ師とも可能性があるからだ。

 

 

 

秘境への入り口.JPG

さてこの日、間違いなくフライなど見たこともないイワナのエルドラードへ潜入。

もちろんガイドブックには出ていないし、放流実績もないところ。

 

秘境遡行.JPG

地元エサ師の後追いだったのだが、そんなことまったく意に介さずバイトが続く。

(地元エサ師曰く、数日前、尺4寸!を釣ったそうだ。)

 

天然イワナ.JPG

このサイズはいくらでも居る感じなので、先行できればトンでもないことになるかも・・・・

 

ベアマーク.JPG

ウィルダネス度は非常に高く、河畔の木にはこんな爪痕が・・・・

ヒステリー持ちの更年期オバサンは来られないところなので、多分あいつ・・・・・・そう、

日本にも立派な猛獣がいるんである。

 

ここ数年、盛夏を迎えるとこのようなプチアドベンチャーな探釣をしている。

1/25000地形図を片手に等高線の密度から入退渓点を見出す作業。まったく徒労終わることも

あるんだけれど、それもひっくるめての楽しみなんでありますね。

 

ま、渓流釣りは安全第一。

ムリは禁物、ってヤツですね。

 

 

おまけ

柵越え.JPG

帰り道によった本流筋。

入渓点でないところを、ムリヤリ入渓点にしちゃう根性もたまには必要か?

体の厚さ分のスキマがあれば、ワシらはズンズン前進しちゃう大馬鹿モンなのである。

 

だってその先がエルドラードかも知れないじゃん?

 

 

イワナアップ.JPG

いつも釣ってるニッコウ系。

に比べると模様色合いが独特のヤマト系。

夏の到来、不快指数の上昇とともにヤマメ釣りからイワナ釣りへシフトしていこうと思っとり

ます。

 

まだまだ続く2009渓流行脚。

 

南アのダイナミックな渓相は、こちらのPV

 

地名(河川名)+サブタイトル

というパターンはそろそろやめたいのだが、考えるのが面倒なのでついつい映画のタイトルを

パクってるだけである。

 

ダイナミック渓相.JPG

さてさて貴重な平日釣行は、お馴染みの南アルプスである。

都会がじっとり蒸し風呂陽気になると無性に恋しくなるオーバー1000メーターの流れ。

折り重なる山並み、巨岩、壊れた吊橋、そして迸る流れ。

全てが清涼感を提供するために誂えられたようなダイナミックな渓相。

この流れにイワナを追う遡行は、何度やってもヤメられん遊びなのである。

 

奈良田駐車場.JPG

この日の朝、麓の駐車場に準備万端で待っていたのは我々のみ。

これで本日の独占営業が約束された。

 

野呂イワナ.JPG

野呂イワナ。

サイズは6寸~尺ちょいといったところ。

フライはもちろんテレストオンリー。私的には#8ブラックハンピーを5本も持っていれば、一日

十分な感じである。 HMT管理人さんは単3電池くらいのホッパーパターンを投擲し続け、

優に35cm超えの一発をおびき出した(残念ながらフックアップせず)

 

夏の超人気渓流であるが、その懐はまだまだ深いのである。

 

南ア奔流.JPG

ご覧のようなV字谷。入退渓点も決まっており、昇り降りともかなりのアルバイトを強いられる。

川床に降りてしまえば開豁なフライ向きのところなのだが、その巨岩群は圧倒的ですらある。

クルマ程度の大きさは普通。 下手すりゃ家一軒くらいの大きさの岩がゴロゴロである。

その巨岩帯の中を紆余曲折する流れをトレースするのが、まさに真骨頂の釣り場。

平衡感覚のない方、体の硬い方、何より基礎体力のない方には少々厳しいところでもある。

 

さてこの日は前日の大雨で増水だったのだが、イワナ達は緩流帯に集まっており釣り的には

イージーな展開であった。ただここのサカナがサイズアップするのは、渇水気味になるお盆

以降となる。

 

お盆過ぎの平日にまたお邪魔することにしよう。

 

イワナ君たちよ、それまでお元気で。

 

空のご機嫌

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