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カンペチェ(Mexico)April.2003


 さて、釣りのほうですが、ホントに市内から20分の場所に広がる長さ2kmくらいのマングローブの浅瀬でで次から次へとスクールを発見、その先に沿線と続くマングローブに覆われた小さな河口部でも魚影は濃いようでした。河口部はどちらかといえば濁りが入った水でのブラインドの釣りになることもあって、水の透明なマングローブの浅瀬の方がサイトの釣りは楽しめます。 ↓
 が、釣果はといいますと狭いマングローブに囲まれたエリアだったこともあり、ゲットは1匹にとどまりました。バックラッシュとマングローブに突っ込まれてのラインブレークがそれぞれ1回、フライを持って行かれたのが数回あり、更にフライを加えたのにフッキングしないのも数回というやや悔しい結果でした。15mくらいのキャストをしてフッキングまではともかく、竿と出ているラインが描く半径が、魚からマングローブまでの距離より長いのでフッキングから数秒以内に止めてラインを巻けなければそこまでです。ジージーとラインがドラックから出ていく逆転音を楽しんでいてはダメなのでした。推定5kgオーバーとガイドが言ったヤツに3度の華々しい跳躍の後に逃げられたときには泣きそうになりました。↓
 カンペチェのターポンはさほどスプーキーではありません。我々は3時間ぐらい同じ場所に張って、出ては入るターポンにアプローチし続けたのですが、その間ずっと10分おきに3〜5匹のスクールがやってきましたし、フライを追ってきてボートの2mくらいまで寄ってきて、ようやく慌てて逃げていくような場面も少なくありませんでした。持参したタックルはハーミットオリジナル#9と同番手のライン(3MマスターリーのボーンフィッシュWF‐F)。20ポンドフロロのリーダーの先に50cmくらいの30ポンドモノフィラを結んでティペットにするのがいい、とのことだったのですが、今一つ扱いづらかったこともあって2日目は外し、更にラインを見切られている感があったので18ポンドティペットに落としたシステムを使用しました。

 フライパターンは各色のグリズリ−ハックルを使ったパターンや紫と黒を用いたものが食いがいいとのこと。メキシコのターポンはあまり色に拘らないのか、釣具屋ではいつも『何色でもいいよ』っていわれるのですが、カンペチェでは黒と紫のフライへの食いは抜群だったと思います。