また特筆すべきはパーミットに出会える確率の高さでしょうか。2日間に3回、中型のパーミットの群れに遭遇、うち1度は泥濘のフラットをえっちらおっちら1kmも歩いて群れを追跡したんですが群れは遠ざかってしまい、2日目、3回目に遭遇したときには射程距離内にパーミット群を捉え約15mくらいの距離でキャスト。我がカニフライをパーミットが追ってきて、リトリーブする手に若干の負荷を感じた瞬間、私の手は自動的に合わせを食らわせてしまいまして、パーミットの口からフライはすっぽ抜けたのでした。
ランディフィッシュ
 パーミットの場合『ゆっくり食わせる』ことが必要なことは頭のスミには知識としてあったんですが、やっぱ修行が足りないですね。トホホ。でもパーミットの群れのユーモラスさ、というか愛嬌のあるスクールは微笑ましかったです。驚かさない限り一定の範囲内(数百メートル四方でしょうか)に留まって、もごもごもごもご、と数匹で右に左に動いて向うに行ってはこっちに戻ってきて何かやってる。だから一度失敗して群れが遠ざかってもまた近くに戻ってくることも多いようです。『パーミットフィーバーにやられた釣り人につける薬はない』の言葉をかみ締めつつ、また機会があったらチャレンジします。

 シュカラクの釣りシーズンはボーンとパーミットのベストが3月から5月、ターポンとスヌーク、大型ボーンの回遊の時期が11月から12月とのこと。タックルはボーン用に#7もしくは#8タックル、パーミットやターポン用に#9。フライはボーンにはガッチャを中心に白っぽい(半透明)のとピンク系のチャーリー、サイズは#8〜10のやや小さめ。パーミットには各種カニパターン、ターポンには緑や黄色を中心としたターポンフライがよいとのこと。宿泊,ガイド等各種手配は私が今回利用したCosta de Cocosのようなアウトフィッター件コテージ経営者のHPを利用するのが手っ取り早いでしょう。アメリカの検索エンジンでXcalakと入力すればいくつかは出てくると思います。割高感は否めませんが、シュカラクはホテル施設も全く充実はしておらず、ローカルガイドも、家に電話もない人が多いのでコネがないと直接コンタクトは難しい気がします。