ドラワカ、リベンジ。ブラウントラウトを求めて芦ノ湖旅

産卵を終えたワカサギは湖岸付近でフラフラと泳ぎ、その身をトラウトに捧げて一生を遂げる。年魚であるワカサギは産卵を終えれば泳ぐ力はほとんど残っていないので、トラウトにとっては簡単に手に入る食事となる訳だ。

ワカサギの産卵時期は芦ノ湖では3月後半から4月末ぐらいまでで、僕らはその季節にニセモノのワカサギを模したフライを浮かべるが、「ワカサギフライ」と繋げて書いてしまうと、それは僕らのエサであるワカサギ定食の事を指すので紛らわしい。ま、人間が食べて美味しいものはブラウンにとっても美味しいのですな。

フライ業界ではその紛らわしい言葉を使わない様にする為なのか、いつしかドラワカ(ドライフライ・ワカサギ)という言葉が定着した。実際には死にかけのワカサギがポッカリ浮いているものを喰われる事は稀であるが、ライフィッシャーマンは水面で喰わせる事に執念を燃やす輩なので、ドライフライにこだわってしまうのである。

今回は時間がないので昨年作ったドラワカを持って芦ノ湖へ向かったのだけれど、浮かべて思い出した改良点。昨年は浮力が強すぎるものはブラウンは見切っている感じを受けたので、引っ張った時にもう少しサスペンドするフライにしようと思っていたのに、それは後の祭り。仕方なく手元にあるものを持ってドラワカのリベンジをしに芦ノ湖へ出かけたのでした。

そんな管理人の様子は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

フライキャスティングスクール
第三日曜日はキャスティングスクールの日。この日はお客様にキャスティングを教えるのと共に、自分のキャスティングを見つめ直す日でもあるのです。
朝霞ガーデン
キャス練の後は朝霞ガーデンにて実釣し、キャスティングからランディングまでの一連の動作が確認できるのです。この季節は皆さん各地へ出掛けているので、朝霞ガーデンはガラガラ。
芦ノ湖
前回芦ノ湖へ出かけたのは3/17で、この時はまだ水温が低くドラワカへの反応はナッシング。今回は水温は十分上がっているので期待が高まる。それに午前中は雨風が強い予報なので尚更。うえ乃ボートを5時半キッカリに出たけれど、霧が濃すぎてエンジン全開でポイントへとは向へない状態。
フローティングワカサギ
シーバスに使うフローティングミノーと違い、横向きに作ってあるので片眼になっており、その目は水中側。こうして浮いていると白い棒みたいだけれど、理想はこの浮力の半分以下かな。
芦ノ湖西側
私の好きな立岩付近は不発。禁漁区より北側は活性が低いと判断し、そこから南へ下がって箒ヶ鼻方面へ。すると目の前にボイル。湖岸を右へ移動するボイルが岩に擦れる様に続いている。それに向かって狙い撃ち。魚はすぐにヒットした。
芦ノ湖のブラウントラウト
ドンと出たその個体は右へ左へ大騒ぎ。一時はフライラインを全部引っ張り出してしまったので、船で追い回しました。上がってきたコヤツはでっぷりと太った鰭ピンブラウントラウト。これでスコットのGT8106/4に入魂できました。と同時に少しロッドの非力さを感じてしまった・・。
濃霧の芦ノ湖
なんか雰囲気がムンムンしているので、もう一本を目指してさらに南下すると、もはや岸も見えない程の濃霧。そんな中で落ちパクでフライに出た個体はすっぽ抜け。更にフッキング後にすぐに抜けてしまうものもあり。そしてこの濃霧の中で夢中になって釣りをするのは良いけれど、急に現れるトローリング船はビックリしてハンドルを切るニアミス。霧が濃すぎて怖くて動けないのだが、どこからともなく聞こえるボイル音も気になる。
Googleマップ
いつまで経っても晴れない霧に不安を感じたので、Googleマップを見ながら湖尻方面へ微速前進で戻ることに。霧の恐怖は世捨て丸時代に東京湾で味わっている(その時は座礁しました)が、ボート同士の事故がとても怖いのです。
ドラワカ
お昼前には晴れたのでドラワカの釣り再開。晴天だとバイトシーンが見えるのが良いが、晴れた後はブラウンは出てもフライを追ってくるだけで喰わないのです。午後はフライにチェイスする個体は10回以上あったけれど、全くもってフライに触れることはなかった。
レインボートラウト
ちなみに濃霧でドラワカが見えない時間帯は四方八方にアオミドロをキャストして引っ張ったら、綺麗なレインボーが数本釣れました。サイズはいたって普通のサイズばかり。
ブラウントラウト
かくして時間いっぱい17時近くまで投げ倒しましたが、晴れてしまうと魚はフライを追っても喰わないんですよね。やっぱりドラワカは荒天の時が最適。夕方にムジナ窪で浮いてきた潜水艦のようなブラウンはドラワカをじっと見つめていましたが、今回釣ったサイズよりもずっと大きかったのでそれが心残り。とはいうものの、ブラウンだらけの芦ノ湖だったので、今後のブラウンハントはスイッチが入った時はスゴイ事が起きそうです。皆さんもワカサギのフライを工夫してお楽しみくださいまし。

フライフィッシングは腰痛を和らげる特効薬か?(北関東でスイング)

季節の変わり目になるとやってきてしまう腰痛。今年は何事もなくこのまま過ぎ去っていくのかと思っていたら、出勤前にちょっと変な格好で体をよじったら動けなくなってしまった。私の場合はなぜか季節が変わり目だけに起きるのですが、何故なんでしょうね。それにしても明日は釣りではないかと思うと、どうして今日なんだと怒りが込み上げる・・。あ、以前もそんなことあったけれど、あの時は秋だなぁ。

少し前のこと、その時は変な体制で物を取ったら動けなくなったのです。でもってその時の翌日は大尻沼釣行予定で、すでに予約の電話を入れていた後だった。症状はとても悪くコルセットをした状態で物につかまらなければ立ち上がれない状態。こりゃ釣りはダメだわなぁと思ったのですが、とりあえず朝起きて判断することに。翌朝はなんとか立てる程度だったけれど、ボートのオールが漕げるかどうかが疑わしい。現場までいって事情を説明してキャンセルしようかなと、よせば良いのにひとり大尻沼へ向かったのです。

到着すれば目の前にいる魚を想像してしまい、キャンセルを願い出るつもりが何を思ったかお支払いしてボートに乗ってしまったのです。体はなんとか上下に動けるロボット状態。しかし釣欲とは恐ろしいもので、「イタイ、イタイ。」と言いながら釣りを始めてしまう始末。キャスティングをし続けているとその行為で幾らか痛みが和らぎ、さらに魚がヒットすると釣れる興奮から痛みを忘れてしまのです。帰る頃にはボートを快調に漕ぎ、釣り終わる頃には全快していたのでした。

そんな訳で、そんな事を思い出してしまった為に今回も何とかなるだろうという気持ちで釣りへ行くことに。念の為、今回は運転を仲間に任せ、最悪何もできなくとも釣り場で風に吹かれて過ごすのも良いかな、という気持ちで本流スイングへと出かけたのでありました。

さてその結果、腰は治ったのか?
お暇な方は以下をご覧くださいまし。
*虫が苦手な方は閲覧注意

北関東にて
ということで、今回は私の車ではないので赤のエクストレイル。このサイズ感だと悪路の本流でも気にせず入っていける頼もしい味方。
オオヤマカワゲラ
川へ着けば水面はとても賑やかで、昼間だというのにヒゲナガカワトビケラのスケーティングがあり、オオヤマカワゲラ(写真の虫)の飛翔が気持ち悪いぐらいに飛び回り、水面へポトリと落ちる。こりゃ、お魚は動き出しているだろうと僕らの気分は上々。
北関東
「ヒゲナガであればグリーン系・・、オオヤマカワゲラであればブラウンとオレンジ・・。」虫を見ながらあれこれウェットフライをチョイスするけれど、私は相変わらずダンケルドとグリズリーキング。彼はグレートセッジとダンケルドをチョイス。最初のランは何も無し。二つ目のランは私が先行し、彼が15分遅れで同じ場所からスタートすることに。
戻りヤマメ
開始してまもなく私の上流で何か騒いでいる。よく見ると後追いの彼が掛かっているではありませんか。「またまた、ウグイでしょ?」と思ったけれど、ランディングされたのはギンギラギン。サクラとまではいかないけれど戻りヤマメサイズの立派な大きさ。6番のグレートセッジをガップリ喰ってマス。
本流スイング
後追いで仕留められてしまったので、気分はブルー。その後は何もナッシングなので三つ目のランへ移動することに。彼が掛けた場所の状況を分析すると流れの頭だったので、ここのところ水位が上がっておらず、遡上に向けて魚は次の雨まで流れの頭に待機しているのだろうと予測。テロテロの場所はステップダウンを早めにし、何事も無ければすぐに次へゴー!
戻りヤマメ
すると次のポイントで私にもガツン!久しぶりに本流でお魚をキャッチ。それも今年はまだ雑魚さえ釣ってないので、これが本流で最初のお魚。あれ、腰の痛みは何処? やっぱりフライフィッシングは腰痛の特効薬ですな。
小サクラマス
ヒットフライはグリーズリーキングで、北関東の本流でやる場合は私はドロッパーがダンケルドでリードフライがグリズリーキングがほとんど。
スピナーフォール
気がつけば夕暮れには夕暮れに沢山のスピナーフォール。大満足で帰路に着く僕らだった筈・・。「明日は天気が崩れるでしょ。明日のほうがもっと良いんじゃない?」と、急遽近くに安宿を取り翌日も同じパターンで攻める事にしたのであります。ホント、僕らはバカだなぁ・・。
ウェットフライ
前日のままのフライを撮影したら、グリズリーキングはスロートハックルが壊れていたので交換。そして前日と同じ時間に同じ場所へフライを流してみるのです。んがしかし、そんな甘い話はありませんなぁ。その後も時間を空けて投げ直しても何もナッシング。やっぱり一度もキャストしていない別のランに行かねばなりません。
ヒゲナガピューパ
虫っけの少ない時間は川中の観察。石をひっくり返してその塊をほぐすと、中からヒゲナガのピューパが。水面へと飛び立つ前に起こしてゴメンナサイ。
クロカワムシ
ネット状の巣の奥にはエサ釣り師にはお馴染みのクロカワムシ。コイツがヒゲナガカワトビケラの幼虫になります。大きい餌なので、大物狙い用のエサですが、長野県では人間様が食べるザザムシとして有名です。
本流の流れ
前日の二番煎じのポイントは全くもっての無反応。すでにフライを見せた個体はフライを変えた所で何も反応なしなのかも。前日に行かなかった所を頭に浮かべ、ついでに水田に水を引き始めて水位が下がり始めたので、それを加味して新たなポイントを絞り出す。彼には今年の流れの中では一番良いだろうと思う場所に入ってもらい、私は彼の背中を見ながら一つ上のラン(流れ)を攻める事にした。
小サクラマス
私の狙っていた場所はポイントは狭かったので、スペイラインのヘッドと少しランニングを出しただけの距離。投げ返すスピードも速いので適当にやっていたら突如ドスン。リールが悲鳴をあげて上がってきたのは、コヤツ。小サクラ咲く。サクラマスというにはもう少しサイズが欲しいですが、ガンガンの流れの中で掛けたのでとてもスリリングな一尾でした。
本流を降る
一本釣れたら満足な釣りなのですが、まだ釣れそうな雰囲気を感じてイブニングギリギリまでいろいろなランを探して投げまくりましたが、それっきりアタリはありません。本流はとてつもなく広く、狙う場所が多いため魚に出会うのはなかなか難しいものです。
本流のフライフィッシング
かくして腰痛改善フィッシングは二日間にわたり18時まで続き、雨が本降りになる前に終了となりました。本流のシーズンは始まったばかりですが、終わるのも速いです。今シーズンの残された時間であと1尾くらいベストなサイズと巡り会いたいなぁ。

4月解禁の渓流へ出掛けてみた件(暴風雨に見舞われた北関東)

季節が進み釣りに良い暖かさを感じる日が多くなってきましたが、現在の関東は日中にメイフライ(カゲロウ)のハッチ(羽化)が一番多い時期。関東の南では既にソメイヨシノのピークが過ぎている場所もあるけれど、北の外れでは桜なんてこれからという地域がある。それと同じようにメイフライのハッチは川によりマチマチだから、北の山岳部へ行けば関東といえども雪はまだたんまりとあるのです。

渓流の解禁は中部地方の2月初旬から始まり、3月の全国一般解禁で関東圏まではほぼ解禁するのですが、一部河川は東北と同じ4月解禁となり、ようやく日本全国はほぼ解禁した事になります。一般の人々が桜を求めて花見前線が北上するのと同じ様に、僕らは寒桜から始まりソメイヨシノと一緒に釣り場を求めて北へ移して行くので、長い期間に渡って日中のマッチ・ザ・ハッチの釣りが楽しめるというもの。

毎年訪れる4月解禁のこの川は4月の第二週目以降位からが本番なのですが(今週末以降)、私のホームリバーの調子がイマイチなので、まだ渓流解禁していない釣り仲間を連れ立って、いつもより一週間早めてここに訪れました。やっぱりまだ桜の蕾は硬いのですが、桜が咲いていなくとも解禁直後の釣り場は魚に飢えている釣り人でごった返しています。

さて、そんな今週の管理人は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

北関東の川
この時期の北関東の山間部はメチャクチャ寒い筈なのに、出発の時点で外気温が16℃。到着しても13℃と今までにない暖かさ。ヤマメのライズは11時過ぎと予想したのに、到着してすぐに緩いプールでライズが始まりました。
放流されたヤマメ
流れているものはユスリカのミッジと、それよりもひとまわり大きなガガンボ。放流量が多いので有名なこの川は、エサ釣り師が解禁日にひとり50本以上を釣りクーラーを満タンにして帰るので、ほんの数日でお魚の量は半減する。しかし大半のエサ師はイクラやブドウムシなどを使うので、ニジマスは釣れてもヤマメは釣果の2割程度。解禁から一週間もするとヤマメだけが多く残るので、フライフィッシャーマンにはありがたい限り。でもココの放流ものは私のホームリーバーよりも尾鰭があまり綺麗ではない。
ヤマメ釣り
放流ものと愚痴るけれど、1ヶ月もするとその尾鰭は天然と遜色がないくらい綺麗になる。しかしその頃になれば残された強者だけとなるので、釣りはそれなりに難しくなってくる。10時に入渓してしばらくライズの釣りに夢中になり直ぐにツ抜けしたので、その後は掛けたヤマメはオートリリース(ランディング前に糸を緩めてわざとバラす)する事に。12時前には予報通りの爆風になり、体が持っていかれそうになるのでひと休憩。
放流ヤマメ
強風が続くので、風裏を探し少し上流へ。同じようなプールを見つけてはライズハントを繰り返す私ですが、13時には釣り飽きちゃった。だって釣れる魚はほぼ同じサイズの放流もので、胸ビレが無い個体が全体の3割ほどを占めているんだもの。たまに釣れる天然ものはまだ幼児虐待サイズ。
上流の様子
私はずっとライズハントをしていたので、ほとんど場所を動かずに釣り続けましたが、上流へ釣り上がった仲間は、上流部で9寸サイズを釣り上げてました。この河原に緑が加わればこの川にも本格的な春の釣りシーズンが訪れます。
ヤマメ
13時にはこの川は飽きてしまったので、仲間と相談し別の川へ様子を見に行くことにした。今年は県内共通券を持っているので、1日の間に色々な河川を散策できる強みがある。後半は様子を見にリバーウォッチングです。
A川
県内を南下し最初に訪れた場所は着いた途端に土砂降り。ライズを待つどころかその場に留まるとビショビショになるので、さらに移動。そして訪れたA川のC&R区間。天気が悪いとはいえ、この区間に釣り人は一人のみ。遠目で見て釣れていたので、とりあえず僕らも組んだままのロッドをおろして釣りをする事に。
A川
朝方は13℃もあったのに、南下した暖かい筈の場所で午後は8℃で風速10m前後。入った時間が悪くライズのラの字もなし。いくら叩いてもフライへの反応がないのと、土砂降りが追いかけてきたのであえなく撤収。
北のK川
さらに移動して訪れたのは本流好きの聖地であるK川。一つ上の有名ポイントを覗こうかと思ったけれど更に別の川を見に行く為に移動。この場所には釣り人の車はありませんでした。そもそも、この時点で雨がどんどん強くなるので、釣りをする欲が失せてしまいました。
T川
3月の解禁から今ごろまでは多くのライズを見ることができるT川。過去の記憶を辿り、大物を釣った場所を巡るけれども、爆風と雨でとても釣りをする状態ではない。時計は16時半を回っていたので、釣りはこれにて終了。
ヤマメ釣り
それにしても今年は私が釣りへ行く日は、本当に天気が悪いですなぁ。この日も釣りができたのは実質3時間ほど。まぁ、その短い時間でツ抜けはできたので、文句を言っちゃいけませんな。

「人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない」

How many springs will you have?  Chase your dreams.
(人生残りの春を数えると、夢追い人にならざるをえない )

この言葉はかつてフライフィッシャー誌やタイトループ誌(つり人社)にハーミットの広告として使っていた言葉で、現在はハーミットのHPトップに載せています。これは私自身が死を身近に感じた時にその気持ちを日本語のコピーにしたもので、英文はヒガシ先生にお願いしました。老齢になった今では身に染みるこの言葉ですが、当時でさえ残りの春を数えると、死ぬまでに本流のサクラマスがあと何本キャッチできるのだろうと考えてしまい、毎年無駄にしない釣行計画を考える様になったのです。

あれから30年近く。気がつけばその間に何人かの釣友には春が訪れなくなり、三途の川での釣りへと旅立ちました。釣り仲間が減る度に思う事は改めて残された春の少なさを感じ、天気を案じて釣りへ行かないという選択肢を考えなくなったのが、今の私かな。

天気予報は大雨と暴風。釣り仲間は釣りを断念したので、本当は私もゆっくり起きて映画でも見に行くつもりでいたのです。が、起きてみれば路面が濡れていない。「もしかして、すっ飛んで行けば数時間は楽しめるんじゃね?」と、普段の出勤時刻と同じ時間に出発し、またしても北関東を目指す私でした。

そんな昨日は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

本流のスイング
到着してみれば天候はまだギリギリ雨が降っておらず、多少風が強い程度。ムッとした暖かさに「釣れてしまうかも?」と、相変わらずのポジティブシンキング。その割には結んだフライは新品は勿体無いので何度も使った使用済みウェットなので小汚い。でも、釣れて壊れてから捨てる方がその使命を全うすると思うので、使い古したフライには愛着が湧く。
本流でスイング
水面には流下するヒガナガカワトビケラの大量のシャック。夜中にどれだけのヒゲナガがハッチしているのでしょう。それを食べる個体がいれば、このウェットに食いついて来るはずなのですが、雑魚を含めてなんら手応えはありません。田んぼにはまだ水は引かれていないので、本流が目覚めるのはあと2週間先かな。
ウェットフライ
昨年東北で使ったダンケルドの残骸が大量にあるので、ハイシーズンになるまではそのウェットフライたちを使って探る。関東圏でスイングをする場合、私はドロッパーにダンケルド、リードにグリズリーキングを使うことが多いです。フライのサイズは4〜8番まで。
本流スイング
最初のランは何もなかったので移動して別のランを流してみる。毎年流れが多少変わるけれど、今年は大きな変化はなし。ポイントは沢山あるので、いろいろな場所を探ってそのシーズンの良さげな場所を絞り込んでいく。13時まで流して全くの無反応だったので、その後1時間移動してヤマメさんの様子を見にいくことに。
ガガンボ
前々回にしこたま釣れたポイントへ行くと、やっぱり14時半からライズ開始。しかしそれと同時に雨が降り始めてしまった。水面にはタンカラーのガガンボ16〜18番が水面を賑やかにしてくれる。
ヤマメ
ライズする個体はまだ少なく、最初にライズしたヤツを仕留める。しかしその後はザーザー降りになってしまい、ライズは無くなってしまった。雨雲レーダーは15分後に止むと言ったけれど雨は降り続く。この際だからこの場所を離れ別のポイントを見に行くことにした。
ライズなしの雨
その後雨は止む事がなく、本降りになってしまったので、強制撤収。なんか中途半端な時間に終わっちゃったなぁと帰路に着くのだが、そのまま帰らない私は何処へ?
『Project HAIL MARY』のパンフレット
頭の中に浮かんだ事は、最初に計画していた映画のこと。もしかしてレイトショーに間に合うのではないかと車を走らせ、20時過ぎに上映の『Project HAIL MARY』を観ましたヨ(ヘイル・メアリーはアメフト用語引用で一か八かと言う意味らしい)。長距離ドライブで疲れている筈なのに、映画が終わったのは23時過ぎ。家に着いてビールの栓を抜く頃は午前様になってしまった私でした。自分の事ながら、なんてタフなんだと思っちゃいます。

近所の川へ春を探しに(清流の春告魚、マルタウグイの話)

♪鯉(恋)も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい〜♪

久しぶりに脳内を巡る昭和歌謡のフレーズは中森明菜の『セカンド・ラブ』。前回はマルタを探していたのに恋(鯉)してしまったが、今期2回目となる散策なのでこのフレーズが頭から離れなくなる始末。つい口ずさみながら河原を歩いてしまうけれど、おいおい、考えてみればワシは鯉を探している訳じゃないヨ、探しているのはマルタウグイなんだよ。

東京の桜は満開宣言がでた本日。過去の写真を見返してみれば、その大半は桜が咲く河原でマルタウグイに出会っているのです。実際には早い時では2月下旬からで遅い時も4月中旬までのどのかで大きな群れに遭遇していましたが、ここ数年は遡上量が激減しその姿を探すのも一苦労。最近のマルタウグイのフライフィッシングは、釣りをするよりも魚を探して河原を歩いている時間の方が長いかもしれません。

ということで出勤前にサクっと釣って仕事をしようと朝5時ごろに現地入りするも河原散歩。薄明かりの中で車を止めて方々を歩き回り、ようやくマルタウグイの訪れを確認し清流に春が来た実感が湧きました。あなたの近所の川でもきっとマルタウグイが遡上していると思いますので、あなたも近くの春を探してみませんか?

ということで、以下は本日の出勤前の釣りのお話。お暇な方はご覧くださいまし。

マルタウグイを探して
前回コイを釣った場所では鯉の恋の季節が終わったようでその姿がありません。その代わりに桜は開花し、現在は五分咲きといったところ。バスを狙うルアーマンと情報交換したりしながら川を上下に動きましたが、どこにもおらず。仕方なく車をさらに上流へ移動し探すことに。
近所の川
ここのところの雨のお陰で水位は若干上がったかな。淀んだプールにはコイが少しいるけれど、その上の瀬で産卵するために待機するマルタウグイ(マルタハヤ)がいません。うむむ、この時点で下流から数キロ上がってきたけれど、さらに上に行ってみましょうか。
マルタウグイ探し
さらに上に上がって歩き回るけれど、時間がどんどん過ぎて太陽が上がってきてしまった。あと30分探して居なかったら、また来週はマルタ探しかなぁ。
マルタウグイの群れ
かなり上に移動してくると、とあるプールにマルタウグイの群れがいるじゃありませんか。しかしすでにフライマンがいらっしゃったのでそこはパスし、その上流部へ入らせて頂きました。少し歩いて瀬になる場所で瀬付きのマルタを確認。いつものように少し派手目のフライを数回流すとすぐにヒット。
マルタウグイ
パワフルな引きで楽しませてくれたマルタウグイくんに感謝。今年もこの川に春が訪れました。久しぶりにその鮫肌をなでなで。そのザラザラ感は川魚ではこの魚だけの感触。
マルタウグイ
マルタを狙うときは私はチャートリュースのフライを使うことが多いのですが、瀬付きの場合は蛍光色の方が良くて、深い場所では地味系が良い感じがします。私はこの一本を釣ってすぐ撤収。
マルタウグイの釣り
釣り場で声を掛けたフライフィッシャーマンは、2月末に小菅川C&Rで偶然出会った昔ながらの釣り仲間。またしても釣り場で会うなんて、フライフィッシャーマンの行動って皆同じなんですね。私と入れ代わりすぐにヒットしてました。
マルタウグイ
フライはオレンジ色のメルティヤーンっぽいものを巻いたフライ。私は仕事に戻りましたが、彼はお昼ごろまで楽しんだそうです。
2026年の桜
河原に多くの人出があるのは、釣りではなく桜の写真を撮る人々。街の色が賑やかになってくると、人々の気持ちも晴れやかになり他の生物と同じように動き出すのですね。青空と桜を見ていたら今日はこれだけで満足した午前中でした。さて、仕事しよっと。

 

山女魚が釣れて安堵した私は今年も夢を求めて本流スイング

「あなたはフライフィッシングで何を釣るのが一番好きですか?」と問われれば、私は間違いなくドライフライで狙うヤマメだと答えるでしょう。特にこの時期は他の対象魚と比べてハンティングの要素が強いことと、研ぎ澄ました色々な感覚を駆使して獲物がゲットできる点が一匹の価値を高めてくれる気がします。ドライで狙うのならばどのトラウトでも同じような気がしますが、ヤマメは繊細でいて美食家。フライセレクトやキャスティングスキルを試されるのは群を抜いて難しさを感じます。そして何よりもその美しさや触り心地などがなんとも愛おしいのです。

そんなヤマメの美に惚れ込んでしまうと降海型であるサクラマスはたおやかで端麗であり優雅さを持った魚の究極美を感じ、人生に一度はその魚に触れてみたいと思うようになるでしょう。釣り方としてはヤマメの様なハンティングの要素は無いですが、心を空にして禅の境地を求めている様な世界。努力だけでは報われないのが関東圏のサクラマスであり、ことフライとなるとキャッチするのには今では遠い存在になりました。私はそんな雲を掴むかのような世界がいつしか好きになってしまったのでアリマス。オオニベ、イトウ、サクラマス、どれも自分が思う相応のサイズを手中に収めるのには難しい魚ですが、この3種類であればサクラマスが一番現実味があるのですが、それでも関東圏ともなれば全然釣れないんですね・・・。

そんな無駄な努力の様な釣りが好きな私は、関東圏で納得のいくサイズが釣れるまでやめないと心に決めてしまったので、今年も短めのダブルハンドを本流で振り始めました。

どうせ何も無いのだろうという大方の察しの通りですが、お暇な方は以下をご覧くださいまし。

隣の漁協
まだ寒い本流は昼過ぎにならないと川に生命感がないので、それまでは放流ヤマメに遊んでもらう予定で少し早めの出発。先週と同じ場所で釣れば確実だけれど、芸がないのでその場所はパス。今年は県内共通年券を購入したので、フト昔を思い出し隣りの漁協にあるC&R区間を覗きに行ってみた。しかしまだ生命を感じられない静かな流れ。このポイントは来月初め以降からかな。
熊さんには会いたくない
釣り場へ行けばどこも注意喚起。この川で熊はまだ見た事はないけれど、注意は必要です。
まだまだ寒い渓流
放流情報を見てこの川にはルアーマンがちらほら。聞けばな〜んも無いとの事。とりあえず入れ替わりで入ってみたけれどな〜んもありませんでした。陽が入るのが遅い川は水温の温まりが遅いので見誤りました。
陽の当たる川
陽の当たるひらけた川に移動しお魚の様子を探るが、やっぱり午前中はまだ水が冷たい。ライズが無いので魚を呼び起こすつもりでパラスピナーをそこら中に打ちまくってみたら、えぐれのある石前でお魚の反応。見つけた魚は仕留める意気込みで、フライを小さなスピナーに変更してゲット。
ヤマメ
山女魚が一本釣れたので即撤収。だってこの場所から目的の本流までは移動だけでも1時間以上かかるんだもの。
本流の釣り
去年の今頃はもうやめようかと思ったこの大いなる本流での爆投ですが、釣れるとか釣れないの前に、こうやって水に浸かってスイングをしたいんですよね。始めてみればすっかりキャスティングの勘所が鈍っていて、飛距離が70%くらいしか出ない状態。
ウェットフライ
最初は練習だからと使い古したウェットフライを2個結んだけれど、こうして拡大すると一本はフックが錆び始めているじゃありませんか。次回はちゃんとチェックします。
本流の釣り
午後の一番良い時間を狙って本流へ出向いたので、水面はヒゲナガのケーティングあり、マダラカゲロウ類のハッチがあり水面は賑やか。しかしお魚の気配は無し。唯一やる気を出していたのは鯉で、たまに緩い流れで跳ねてました。春ですねぇ。
菜の花(油菜)
自分のキャスティングを確認しながら、あ〜でもない、こ〜でもないとキャス練状態。気がつけば17時近くまでスイングを続けましたがコツンという外道のアタリも無く終わりました。ま、初っ端はいつもこんな感じで、お魚が動き出すのを待っている感じです。自宅近くの川と違い油菜の花がようやく咲き始めた河原を見ながらようやく北関東も春らしさを感じ始めたのでありました。3〜5月後半まではほとんどこの県にいますので、考えてみればここが私の地元だな😆

HMTフライトーナメント on 弁慶堀 2026のご報告

なんだかんだで弁慶堀でのフライトーナメントを始めてから5年目を迎えました。トラウトのトーナメントは場所を変えつつ長い事やっておりますが、皆さんへの良い刺激になればと思うので今後も続けてまいります。

このトーナメントはレインボートラウトの最大魚1本を競うトーナメントで、ボートに乗って釣りをします。魚が同サイズだった場合はより数を釣った方が優勝となるので、運に任せた数釣りだけではなく、日頃のテクニックも見せどころです。

毎回悪天候に見舞われてしまうこの大会は、店主が雨男ではないかと疑惑をかけれらていましたが、今回は久しぶりの晴れ日和。と言っても先だってから毎週雪に見舞われている私なので雨男の疑惑は晴れてていません。

以下は今年のその報告になりますが、毎年多くのメーカー様に支えられている事に大変感謝いたします。また今後も皆さんと楽しめるイベントを続けていきたいと思いますので、今後も多くの方々の参加をお待ちしております。またこの大会の様子を見て興味を持った皆様は現在の弁慶堀はレインボートラウトのハイシーズンですので、是非赤坂見附へ出掛けて、フライフィッシングでお楽しみください。


参加人数:19名(男性 15名・女性 4名)
エントリーされた魚の数:28本
レンボートラウト数:27本
コイ:1匹(44cm)
魚を掛けた人数:多数(バーブレスのためバラシ多数)
魚の最大サイズ:50.0cm(最小サイズ28cm)

ご協賛 & サポート:株)マーヴェリック・(株)ティムコ(株)キャップス(有)E&E(株)バリバス(株)C&F(株)フルックス(有)シークロ(有)キャニオンワークスワイズカスタムUOSOCANALBASE CAMP弁慶橋フィッシングクラブ・他(敬称略)

弁解堀
晴れの釣りってなんて気持ちが良いのでしょう。毎回凍えるような寒さで使い捨てカイロを貼って出船していたのが嘘の様。大会ルールを説明したのち、レインウェアを着ない幸せを感じたスタートでした。ちなみに大会ルールはこちら
トーナメント出船。
ボートは出船準備ができた方からスタート。このルールは改善余地ありで、今後は入賞経験者は一番最後の出船にする予定です。
赤坂見附
大会日を決めた後で気づいたのですが、連休のなか日にしてしまった為に予定がある人が多く、今回は思っていたよりも参加人数は少なめで、男子15名で女子4名で一番若い方で30代前半になりました。開始早々、目の前でヒットさせている方がいましたが、水温11℃と釣れる季節なので、ボートを止めて静かに待っていればお魚はどこでも回ってきます。
弁慶堀
この堀でレインボートラウトを釣るコツは、みざお(竹のクイ)の入っている所はヘラブナを釣る人が使う杭なので、その前は藻が刈ってあります。その筋は魚の通り道になり藻に掛かるリスクが減るので、ポイントの目安と言えます。また、道路側は浅く木があるニューオータニ側に向かって深くなるので、みざおにロープをくくって木の方向へキャストするのがセオリー。みざおが無い場所でも、同じようにニューオーターニ側へキャストしましょう。
ホワイトボードの情報
釣るためのもう一つのポイントはボート屋さんの情報をよく聞くことと、最近の様子がボードに書いてあるので、それを参考にしましょう。このボードの通り、レインボートラウトの放流は12日なので、放流ものは丁度馴染んで全体的に広がっている事が予測されます。
汲み上げポンンプ
地下水の汲み上げポンプの前には爆釣寺なるものが。最近作られたのかな。手を合わせてから出船すれば良いことがあるかも?
弁慶堀
ボート屋さんを離れて奥に行くと汲み上げ水が回らないために幾らか濁っています。四谷側方向は日によって良い時がありますが、今回はあまり良くなかった様です。
ヒット!
弁慶橋東側の小さな方でヒット。私が小中学生時代にブラックバスを狙っていたポイントです。あれから50年もこの場所で釣り続けている成長しないオヤジとは、私のことです。
乾杯!
トーナメント時間は9時〜13時20分まで。その後は水道橋に移動し、ベースキャンプにて表彰式。私は釣りをしていないので、このひと時が楽しかったりして。ちなみに今回は2名の女性がレインボートラウトをキャッチし、1名が入賞しました。
優勝者は50センチ
今回の優勝者はハンディをつけたにも関わらず、以前も優勝した方に! 最大魚はもちろんのこと、一人で8本も釣るので数釣りも長けています。そのコツはタナとりとインジケーターの工夫。それにスレた魚へのフライパターンです。毎回いろいろな方のフライボックスと釣り方をみせて頂きとても参考になります。優勝者は抱えきれないほどの賞品とトロフィーを受け取りホクホク顔。賞品の中身は協賛メーカーさんをみていただければ、どれだけ豪華なのかは分かっていただける筈。トラウトのトーナメントは今後も続けていく予定ですので、多くの皆様が参加して頂ける事が私の励みになります。この釣りに興味を持って頂き、次回は是非あなたの参加をお待ちしております。

渓流の自主解禁におよそ一ヶ月を要した不甲斐ない私

釣具屋の店主はいつでもキッチリ釣果を出すと思われがちですが、そんなことはありません。いや、私が下手だからであって他の釣具屋の店主であればそんな不甲斐ない釣果は出さないのかもしれませんね。2月の解禁を中京地区で迎え、一泊二日で出向いた本流は何もなく川面を見つけてきただけで終了。3月の一般解禁では私が出撃する度に大雪に見舞われ、お魚に触れられない散々な結果が続いた日々。本流ライズの釣りに怖気づいた私は芦ノ湖へと逃げた訳ですが、やっぱり川が恋しいのです。

芦ノ湖へ行った翌日は体を酷使する私はたまにはしっかり休める筈でした。いつもの出勤時間までしっかり寝ていたのですが、どうも体がソワソワし始め脳内はポジティブな思考しか起きなくなり、今日はライズが凄いのではないかと・・。

家をゆっくり出たので釣り場への到着は13時ごろ。いつもの様にライズを探して各所を巡るのですが、曇天で釣れそうな雰囲気にも関わらず虫が少なくライズがありません。一つのポイントに大体15分ほど居座り、何も無かったら次に移動していくという方法で、3箇所目のポイントだったでしょうか。ぱっと見どこを見てもライズは無く上流へ100mほど行っても平穏静か。下流へ50mほど行ってココも駄目だわなと帰ろうとした時、足元で小さなライズリング。ハヤ?もしくはオイカワ? ま、せっかくだしオイカワでも良いからとりあえず釣っておくかと、坊主記録更新のネタでも書こうと釣りを始めたのです。時刻は14時半。

そして怒涛のラッシュが始まったのです。
お話は写真へと続く・・。

ミッジの流下
水面に目を凝らすと小さなユスリカが流れていた。それと水面近くを飛ぶオドリバエみたいな小さなヤツもいる。とりあえず釣る為に22番のミッジピューパから始めるも、曇天のグレーが水面に映り見にくくて仕方ない。仕方なく20番のCDCバイオットダンに変更。
北関東のヤマメ
ダウンクロスで流し何投目かのキャストでフライに出たお魚。あれ、重みがあるでないの、それもなんか綺麗。でっかいハヤかと思って上がってきたのは綺麗なヤマメさんでした。この一匹で憑かれたものが体から離れていく感覚があり、妙に体が軽くなりました。
山女魚
一本のキャッチを皮切りに、今まで静まり返った川面に一斉にライズリングが広がる。釣り人は見渡す限り誰一人おらず。この時私の顔は相当ニヤけていたに違いないでしょう。その後はライズが終わるまで怒涛の入れ喰いです。
ヤマメさん
釣れる個体は放流ものが7割で時に一回り小さい居つきが混じる感じ。魚が固まっているポイントはあまりにも魚が多いので、魚を釣っては上流へ50m、下流へ50m降ってリリースしまくりました。10本もそれを繰り返していると疲れたので、今度は一つ下の流れや対岸の流れやらと魚が散る様にリリースを繰り返す私。
山女魚の胃袋の中身
とりあえず何を食べているのか確認するためにストマックポンプを突っ込むと、お魚の胃袋はこんな感じ。ユスリカピューパというより、水面近くのアダルトを食べている感じかな。それにしても小さい虫だこと。
綺麗なヤマメ
フライは実際に食べている虫よりも一回り大きいサイズの方が反応が良いものの、何十匹も釣っていると流石にスレてきた。他の場所へポイントを移動してフローティングニンフへ変えると、お魚はまだまだ釣れる。一体何匹釣れるのサ。
ヤマメ
ここ一ヶ月ほどの恨みをぶつける訳じゃないけれど、今まで釣れなかった悔しさから、私はロッドを振ることをやめない。だってこんなに釣れることは滅多にないんだもの。
ヤマメ釣り
ライズが終わったのは16時半。それまで私は休む事なく釣り続けてしまいました。その釣果は数え切れない程の釣果ですが全てリリースしてあります。今回は自主分散放流しましたので、今後も良い日にあたれば、この周辺は山女魚さんが釣れてくれる事でしょう。
山女魚釣り
釣りを終えてタックルを仕舞い帰る頃にはもう周りはとっぷりと暗がり。ミッジでのドライフライフィッシングを堪能しまくった今回の釣行でした。これでようやく本流の本命狙いに専念できるかな?

坊主の記録を伸ばしたくないので、芦ノ湖へ出かけてみた件

全国一般解禁が過ぎると釣り人はそれぞれの通い慣れた渓流へと出向く訳ですが、実際のところ三月の前半は天候に左右される日が多いので、思い通りの釣りができるとは限りません。私のように釣りへ行くたびに雪に見舞われてしまうと、フライは見えないし水温は溶けた雪で極端に下がるしと条件は悪くなる一方。例えニンフを沈めたとしても、お魚は捕食モードにならない事が多いというもの。

ひと昔前の私と言えば3月解禁は伊豆半島の先っちょからスタートし、季節の変化とともに北の川へと移動していたのですが、昨今はその伊豆半島の先っちょの川はあまりにも観光渋滞がひどいので行くのをやめてしまいました。さらに北関東の年券を買うことによって元を取ってやろうと言う魂胆が裏目に出て、まだ寒いのに北関東へ行ってしまうのです。3月初旬の釣り条件は静岡県の方が絶対良いのにねぇ。

この時期の釣りで安全牌の場所といえばやっぱり芦ノ湖でしょうか。ただし魚の居るところが深い為ボートが有利。まだ水温は低いので放流鱒は放流された場所から動かず固まっているので、魚探と釣れる水深のある場所へ行けば何とかなるものなんです。水温が10℃以下のこの時期は釣れる水深は大体5〜10mのエリアの5〜6m付近に多く、特に小型の群れは一塊になるので、それさえみつけてしまえば数が伸ばせます。

今回はオデコという文字を回避するために出かけた芦ノ湖。情報ではルアーのミノーイングの人は釣果が上向きという情報なので、今年のドラワカシーズンはもしかしたら早いかも?なんてボート屋の情報でそう言われたものだから、フローティングミノーとシンキングの二本立てで挑みました。

天気は予報に反して曇り時々雨。朝は暖かく午後は寒いという状況でどんな釣りを展開したのかは以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

芦ノ湖ボートフィッシング
毎月第3火曜日はマッキーを連れて釣り研修。芦ノ湖の釣りをどう組み立てていくかと、ボートポジションなどをレクチャーしてきました。朝イチは芦ノ湖のブラウン銀座へ直行し、フローティングミノーでその感触を確かめましたが、やっぱりまだ少し早いみたい。うえ乃ボートの杉ちゃんの情報によると、現在南側で接岸しており、そちら方面のワカサギの定置網は豊漁。でもこの情報は釣り終わった後に聞いたので、僕らはムジナ窪から南を攻めてなかったんです、ガックシ・・。
ブラックサンダー
皆さんは携帯食は何を食べてますか? 物の値上がりが凄い中、このブラックサンダーは安価で嬉しい私の非常食。スニッカーズ1本を買うんだったら、これ4個買った方が食べ応えがある感じがします。でもブラックサンダーをポケットに入れられるのは4月前半ごろまで。それ以降はドロドロに溶けちゃいます。
レインボートラウト狙い
ドラワカでのブラウンが不発だったので、船を湖尻の早川口付近へと向けました。魚探をかけると5.5〜6m付近に割と固まった群れが居たのですが、その群れを狙うとなるとどうしても隣りのボートが邪魔になってしまう。なので、その横へつけるのですが、ポイントへの距離と角度が微妙にずれているので、ぽっつらとしか釣れない状況。
レインボートラウト
お昼過ぎに一旦食事をしに「うえ乃」へ戻り仕切り直し。メシを食べた後は同じポイントへ戻り適当に数釣りをしたら再度ブラウンハントへ出掛けようということにしました。午前中にいた船はボートポジションを動かしていたので、すぐさまその良いポジションへ入り魚探に映る群れを狙う僕ら。フライを入れるアングルとカウントが合って仕舞えばワンキャスト、ワンヒットです。お魚のサイズは30〜35センチくらいが中心。
マッキー
今回僕らが使用したタックルはこんな感じ。私はフローティング6番用にスコットのGT8106/4。マッキーはエピックのグラスロッド。シンキングはタイプ3でカウント30〜35秒で6メートルライン狙い。ロッドはスコットのセクター908/4と同じくスコットのスイング988/4。
ワカサギ
釣れたトラウトから吐き出されたワカサギくん。今年のは大きめです。すでに捕食されている事を考えると良い日に当たれば、ドラワカの釣りはそろそろ開幕と言って良いでしょう(私的考察ではあと2〜3℃上がってほしい)。
箱根
数釣りを楽しんでいたら遠くから夕暮れを伝えるメロディが・・。あらま、夢中になって数釣りを楽しんでいたら、ブラウンハンティングへ行く時間がなくなってしまいました。気が付けば周りにたくさんいた船も全て引き上げてしまい、湖上に見えるのはわずか数隻になっていたので、慌てて船着場へ戻りましたとさ。
リリース
船着場では毎回釣った魚を放流するのですが、桟橋に居座る個体は少ないらしく、桟橋周辺でレインボーが沢山釣れる事はあまりありません。ちなみに今年の芦ノ湖はかなり減水しているので、ウェーディングにてのフライフィッシングを楽しまれる方は、バックが取れるので釣りやすいです。
レインボートラウト
今回はレインボートラウト以外の魚種は釣れず。最大はマッキーが釣った40センチ程度までだったので、慣らしてサイズは同じぐらい。
芦ノ湖のレインボートラウト
かくして今回はオデコ回避の為に行った芦ノ湖。そうは言っても私の気持ちは川にあるので、この翌日は家で体を休めようと思ったのに、気がつけば北関東へと出かけてしまうのでした・・。

 

春を探しに川へ行って恋(鯉)をしたのに、鱒に浮気した週末

春めいて来ると第三週目の日曜日は何かと忙しいハーミット。そう、この時期は人間だけが落ち着かない訳ではありません。渓流が解禁してウキウキしているのが釣り人の春だと言うのであれば、その頃一部のお魚達は恋のシーズンでもあるのです。

最近はマルタウグイの遡上が減ってきたので紹介する機会が少なくなっていたけれど、それでも毎年少なからず産卵をしに遡上してきます。早い群れは2月下旬から遡上し、その終わりは桜が散る頃と言って良いでしょうか。それがマルタウグイの恋の季節。3月の第3週ともなると、そろそろその群れが少しは入っているのではないかと東京近郊の川へ出向いたのが先だっての日曜日。朝9時からはキャスティングスクールなので、その朝飯前(練習前)の時間にマルタを狙ってしまおうという魂胆なのです。

河原は新緑を感じるほどは芽吹いておらず、桜の蕾はうっすらと色づいた程度。芽吹くまでにはあと10日位は掛かるかな。それを見ると最盛期にはチト早かったかなと思いつつ川面を見つめて見る。するとそこには水飛沫を上げて盛大に叩いているではありませんか。んがしかし、その飛沫をあげて恋愛を楽しんでいるのはマルタウグイでは無く、鯉が恋してました。

僕らはその恋路を邪魔してからキャスティング練習へと向かったのですが、練習後になんかスッキリしないので朝霞ガーデンへ行き鱒釣りへと浮気したのでした。

そんな週末のお話は以下の通り。お暇な方はご覧くださいまし。

恋のフライフィッシング
マルタウグイが盛大に産卵していた頃の様子を釣った事のない釣り人に誇張して伝え河原へと向かう。熱弁した様な飛沫を上げる大きな群れがあったけれど、それは全てコイでした。せっかくきたのだからと、その恋路を邪魔してフライをゴロゴロ。鮭のフライフィッシングの様にたくさんキャストすると、フライを啄ばんでくれる個体がいるのです。
鯉の恋路
一番大きな個体は70センチを裕に超えているので、そんなのが掛からないように祈りつつキャストを続ける。フライにドラッグが掛かり過ぎると喰わないのでキャスティングもなかなか難しい問題。
コイさん
キャスティングの方向やラインの置き方を工夫しながら何十回と投げてようやくヒットしたコイさん。そのトルクフルな引きに貫禄を感じます。
コイサンマン
上がってきたのは60センチ弱ほどのサイズですが、その重さは半端ありません。
鯉の尻尾
鯉の尻尾はハート型っぽくて、なんか可愛らしい。この川のコイは一時期減ったけれど、これだけ盛んに産卵していれば、また個体数は回復するかな?
キャスティングスクール
清流を散策した後はキャスティングスクールで参加生徒と合流しスクール開始。全くの初心者にバックキャストの重要性を説いた後、ループを小さくする練習を繰り返します。
キャスティングスクール
芝生にはピンクや紫の花が咲き誇り、春の訪れを感じます。キャスティングスクールは12時過ぎまで行うのですが、マルタウグイに出会えなかった事でなんかスッキリしません。
朝霞ガーデンのレインボートラウト
朝の5時前からずっと動いているのですでにヘロヘロなんですが、釣り足りない気持ちから朝霞ガーデンへ行ってしまいました。現在の朝霞Gは18〜22番のコンパラダンからミッジなのでかなりの数釣りが楽しめます。最近オデコ続きの私には良い癒し。それにしても私の釣りにおける活動時間は長いなぁ。