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Q:マテリアルの選び方を教えてください

 雑誌に出てくるフライって、どれを見ても綺麗ですよね。皆さんは「さすがプロは違うなぁ。」と眺めているのかもしれませんが、実はフライの善し悪しはタイイングのテクニック以上に、マテリアルによってその見てくれが決まっちゃうのです。 ですから、釣具屋の店主がタイイングがうまいのではなく、一番最初に良いマテリアルを選んじゃうからなんですね(ゴメンナサイね)。ということで、あなたが少しでも人よりカッコイイフライを巻こうと思ったら、まずはマテリアルの選択眼を養うことです。ここでは、その選択のポイントをお教えしますが、デジカメの映像では一部わかりづらいかもしれないので、詳しいことはお店で聞いてね。ちなみに通信販売でマテリアルを買われる方には、お店のストックのなかで、一番良いものを選んで送っていますのでご安心を(在庫が最後の一個の場合はババをつかむかもしれませんがご了承を)。

 さて、本来ならハックル選びなどを最初に書くのでしょうが、ハックルは雑誌によく紹介されていますので省きます。

 まずはバックテール。ミッキーフィンなどを巻くとフレア(広がってしまうこと)してしまう人は、多分小分けのバックテールを無造作に選び、買っているのでしょう。バックテールは左の写真のコンプリートをだいたい6から8分割されて売っています。ご存じのようにシカのしっぽの方の毛なのですが、根本に近いほうの毛はテーパーがきつく、逆に先の方は細いけれど揃っておらず、パッケージの都合で折れ曲がっていたりします。コンプリートの状態で言うと尾の先端から真ん中位までは使いやすく、根元に近い方はあまり使い物になりません。

小袋のバックテールを買う時はまず、

1:革についている根本の太さが細いものを選ぶ
2:先端が折れていないか見る
3:ワイヤー(よじれ具合)が少ないものを選ぶ

そうすると、スタッカーで揃えることなく、綺麗なバックテールをセットできます。ちなみにバックテールはあまり綺麗にそれ揃えてしまうと格好悪いので、きっちり揃えないようにしましょう。

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