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ピラルクーの習性

 それでは、ピラルクーの習性はどのようなものでしょうか?彼等はエラ呼吸では無く肺呼吸をする魚です。定期的に呼吸のために水面へ姿を現します。また、一定の回遊コースを持っていてほぼ同じ場所に呼吸をしに姿を現します。魚の大きさによって肺活量が変わるので、呼吸の周期で魚の大きさをある程度判別する事ができます。それから、ピラルクーは大変警戒心が強い魚で神経質な面があります。呼吸のために水面へ姿を現す時、静かなライズをするタイプのもの、バシャ、バシャ、バシャーンといった暴れるような激しいボイルタイプのものが見られます。後者は何らかのストレスを受けていて、派手な現れ方をすると言われています。熱帯魚飼育マニアからの情報でも、飼育していて突然このような状況になるそうです。最悪の場合は水槽に体をぶつけて死んでしまうようです。ボイルタイプの現れ方は、ピラルクーの存在が判り易くてよいのですが、ボートで近づくと反応が無くなってしまいます。暫らく静かに待機していると再度同じ場所で現れ始めます。今回のグループの皆が冗談交じりで言っていたのですが、釣り人の殺気を感じやすいようです。

 私も殺気を発している時よりも、気を抜いていた時の方がヒットしていたように思えます。あながち関係がないとは言えないでしょう。産卵は3月頃に行われ、この時期のピラルクーは鮮やかな婚姻色を見せるようです。孵化後の稚魚の群れは、しばらくの間オスによって守られます。稚魚の群れと遭遇したら近くに必ず親魚が付いています。